肩甲骨にマッサージガン|一人で届かせる方法と注意点を詳しく解説

肩甲骨にマッサージガン|一人で届かせる方法と注意点を詳しく解説

こんにちは、マッサージガンラボのゆうです。

肩甲骨の内側が重いと、「マッサージガンを当てたいのに一人では届かない」「骨の上まで振動させても大丈夫?」と迷いますよね。

先に結論を言うと、マッサージガンは肩甲骨そのものではなく、肩甲骨を動かしている周辺の筋肉へ軽く当てるのが基本です。

腕を無理に背中へ回して本体を振り回すと、狙った筋肉から外れやすく、反対側の肩や手首まで緊張してしまいます。

自力で安定して届かない場所は、専用アームを使うか、使い方を理解した家族に頼むほうが安全で確実ですよ。

この記事でわかること
  • 肩甲骨周辺でマッサージガンを当てられる筋肉
  • 一人でも無理な姿勢になりにくい使い方
  • 肩甲骨ケアに合うアタッチメントの選び方
  • 背中用アームの活用法と避けるべき場所

ここからは、マッサージガンによる肩甲骨はがしの考え方から、僧帽筋への当て方、巻き肩対策、使用時間、異常時の対応まで順番に解説します。

目次

肩甲骨へ直接当てず周辺筋をケア

マッサージガン:肩甲骨へ直接当てず周辺筋をケア

肩甲骨周辺へ使うときの大原則は、硬い骨を狙わず、指で触れたときに弾力を感じる筋肉へ当てることです。

肩甲骨と背骨にバツ印を付け、マッサージガンを当てる周囲の柔らかい筋肉を緑色で示した図

マッサージガンには、短期的な関節可動域や柔軟性、運動後の回復に関する指標を改善する可能性が報告されていますが、肩こりや巻き肩の原因を治療する器具ではありません。

健康な若年男性15人を対象とした2025年の研究では、後方肩の軟部組織へ5分間の打撃刺激を行った直後に内旋可動域が増え、外旋筋力の低下は確認されませんでしたが、小規模な短期研究である点には注意が必要です(出典:PubMed「Acute effects of handheld percussive massage therapy on various posterior shoulder soft tissue areas in healthy young males」)。

研究ごとに対象部位、機種、速さ、時間が異なり、肩甲骨周辺だけを対象にした大規模で長期的な検証はまだ十分ではありません。

そのため、「誰でも同じ場所へ同じ秒数当てれば改善する」とは考えず、短期的な変化と安全性を確かめながら使う姿勢が大切です。

「少し動かしやすくなった」と「原因が治った」は別です。

マッサージガンは、肩を動かす前の準備や一時的なリフレッシュとして使い、姿勢や運動習慣も一緒に見直しましょう。

僧帽筋や菱形筋に軽く当てる

肩甲骨は、僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋、前鋸筋など複数の筋肉に支えられ、腕の動きに合わせて背中の上を滑るように動きます。

マッサージガンで比較的狙いやすいのは、首から少し離れた肩上部の僧帽筋と、背骨と肩甲骨の間にある筋肉の厚みを感じる範囲です。

僧帽筋の上部は肩をすくめる動き、中部は肩甲骨を内側へ寄せる動き、下部は肩甲骨を下げながら安定させる動きに関わります。

肩こりを感じる場所が僧帽筋上部でも、そこだけを強く刺激すれば肩甲骨全体の動きが整うわけではありません。

ただし、菱形筋は僧帽筋の下に位置するため、外から「菱形筋だけ」を正確に狙うのは簡単ではありません。

筋肉名よりも、骨ではない柔らかな部分へヘッドが安定して触れているかを優先してください。

場所に迷ったら、電源を切った状態で肩甲骨の輪郭と背骨を指で確かめ、その間にある柔らかな場所を探します。

電源を切った状態で骨と筋肉の場所を指で確認し、柔らかい部分へマッサージガンを当てる手順
スクロールできます
狙う範囲触れて確認する目安基本の動かし方主な注意点
僧帽筋上部首から離れた肩上の柔らかな部分肩先側へ短くゆっくり移動首、鎖骨、肩先の骨を避ける
僧帽筋中部周辺肩甲骨と背骨の間の厚みがある部分骨へ触れない幅で上下に移動背骨と肩甲骨の縁へ押し込まない
肩後面肩関節より後ろの丸みがある部分狭い範囲を軽く往復肩関節と肩甲棘を避ける

左右で張り方が違っても、つらい側だけを長く刺激する必要はありません。

左右を短時間ずつ比べ、当てた後に肩をゆっくり回して、痛みなく動かしやすくなったかを確認するくらいで十分です。

◆ゆうのワンポイントアドバイス

私は臨床検査技師として身体の安全を考える立場からも、最初に電源を切って指で骨の位置を確認する手順を大切にしています。

「だいたいこの辺」で動かし始めるより、最初の十数秒を位置確認に使うほうが安心ですよ。

肩甲骨や背骨への直当ては避ける

肩甲骨、背骨、肋骨、鎖骨、肩先など、皮膚のすぐ下に骨がある場所へ直接振動を加える使い方は避けます。

骨の上ではヘッドが跳ねやすく、狙った筋肉へ安定して刺激を届けられないうえ、不快な響きや痛みにつながることがあります。

特に肩甲骨の内側の縁は「こりの芯」に感じやすいのですが、奥へ押し込めばよい場所ではありません。

肩甲骨は腕の位置によって動くため、最初に安全だった場所でも、腕を上げ下げするとヘッドの下へ骨が移動することがあります。

慣れないうちは肩を動かしながら当てず、腕を楽な位置で止めた状態から始めると位置を管理しやすくなります。

使用中にカタカタと硬い感触がする、振動が骨へ響く、ヘッドが横へ逃げる場合は、いったん電源を切って位置をずらしてください。

指一本分ほど外側へ移して柔らかさを確認し、それでも骨に当たるなら、その場所は狙わないという判断が安全です。

強く響く感覚は「深く効いている証拠」ではありません。

痛みを我慢して骨の際を攻めると、皮膚の赤み、圧痛、内出血、揉み返しのような不快感が出る可能性があります。

肩や背中を含む全身の基本位置は、マッサージガンの正しい使い方と当てる場所でも図を交えて整理しています。

一人で肩甲骨周辺に当てる方法

マッサージガン:一人で肩甲骨周辺に当てる方法

一人で使うときは、広い範囲へ届かせることより、肩と手首に余計な力が入らない姿勢を作ることが先です。

安定した姿勢ならヘッドの位置を把握しやすく、肩甲骨や背骨へ滑るのも防ぎやすくなります。

肘を支えて肩の力を抜く

まず背もたれのある椅子へ浅く座り、両足の裏を床につけて身体を安定させます。

肩上部へ当てるときは、使用する手の肘を机、ひじ掛け、反対の手などで支え、肩をすくめない状態を作ってください。

右肩をケアする場合は左手で本体を持つと届きやすいことがありますが、手首が大きく曲がるなら持ち替えます。

鏡を横に置くと、首や鎖骨へ寄りすぎていないかを確認しやすくなります。

素肌への刺激が強く感じる人は、取扱説明書で禁止されていなければ薄手の衣類の上から試し、縫い目やしわの上は避けてください。

厚い服の上から強く押して感覚を補おうとすると位置が分かりにくくなるため、押す力を増やす目的では使いません。

肩甲骨の内側へ届かせようとして腕を背中の奥まで回す姿勢は、ケアしたい筋肉を逆に緊張させ、本体も不安定にしがちです。

腕を無理に背中へ回さず、肘や反対の手で支えて肩の力を抜きマッサージガンを使う姿勢

あなたは振動を当てる間、自然に呼吸できていますか。

息を止める、顔がしかめる、肩が上がるなら、位置または強さが合っていないサインと考えましょう。

安定した姿勢の目安

肘を支える、手首をまっすぐに近づける、肩を下げる、呼吸を止めないという4点を確認してください。

本体を背中と壁の間に挟み、体重で押し付ける方法はおすすめしません。

圧を細かく調整しにくく、スイッチ操作や異常時の取り外しが遅れる可能性があるためです。

筋肉の上をゆっくり滑らせる

電源を入れる前に球形などの広いヘッドを装着し、電源を切ったまま対象の筋肉へ当てて位置を確認します。

そのまま最も弱い設定で動かし、押し込まず、ヘッドの重さが肌へ触れる程度から始めます。

一つの狭い点へ止めるのではなく、手のひら半分ほどの範囲を数秒かけて往復するイメージで動かしてください。

速く何往復もさせるより、ヘッドが筋肉の上にあることを確認できる速さで動かすほうが、骨への乗り上げを防ぎやすいです。

途中で持ち手が滑る、手首が疲れる、狙った位置が分からなくなる場合は、そのまま続けず電源を切って休みましょう。

肩上部では首から離れる方向へ、背中では背骨と肩甲骨の両方へ触れない範囲で上下へ動かすと、位置を管理しやすいですよ。

「心臓へ向けて流さなければならない」と考える必要はなく、まずは筋肉から外れず、安全に動かせる方向を優先します。

スクロールできます
手順行うこと確認すること
準備電源を切って骨と筋肉を触り分ける傷、腫れ、熱感がないか
装着広く柔らかなヘッドを確実に差し込む緩みや破損がないか
開始最も弱い設定で軽く触れる痛みや骨への響きがないか
移動筋肉の上を止めずにゆっくり動かす首、肩甲骨、背骨へ滑っていないか
終了短時間で止めて肩をゆっくり動かす赤み、しびれ、痛みがないか

一度で広範囲を完璧にほぐそうとせず、今日は肩上部、次回は背中上部というように分けても構いません。

使用後に少し軽く感じても、すぐ強さや時間を増やさず、数時間後や翌日の反応まで見て調整しましょう。

肩甲骨はがしと巻き肩のケア

マッサージガン:肩甲骨はがしと巻き肩のケア

「肩甲骨はがし」は肩甲骨を物理的にはがす行為ではなく、肩甲骨周辺の筋肉を動かしやすい状態へ整えるセルフケアを表す一般的な呼び方です。

マッサージガンだけで肩甲骨の位置を固定したり、巻き肩を根本から矯正したりすることはできません。

ストレッチや運動も組み合わせる

巻き肩では背中側のこりだけでなく、胸の前側の硬さ、長時間の前かがみ、肩甲骨を支える筋肉の使いにくさなどが重なっている場合があります。

そのため、肩甲骨周辺へ軽くマッサージガンを当てた後は、胸を無理なく開くストレッチや肩甲骨を動かす運動を組み合わせるのが現実的です。

肩甲骨周辺へマッサージガンを使った後に胸を開くストレッチを組み合わせて身体を動かす流れ

たとえば壁の横へ立ち、前腕を壁へ添えて身体をゆっくり反対側へ向けると、胸の前側を伸ばしやすくなります。

痛みのない範囲で20秒ほど保ち、左右1〜2回から試す程度を一般的な開始目安にしてください。

次に、両腕を壁へ当ててゆっくり上下させる壁すべりや、肘を後ろへ引きながら肩甲骨を軽く寄せる運動を5回ほど行います。

肩を大きくすくめず、首を長く保つ意識で動かすと、僧帽筋上部だけへ力が集中しにくくなります。

おすすめの順番は、軽い振動、ストレッチ、ゆっくりした運動です。

マッサージガンで一時的に動かしやすくなった時間を、正しい動きを練習するきっかけとして使うイメージですよ。

マッサージガンを当てた直後だけ姿勢が変わり、しばらくすると元へ戻るなら、刺激の不足よりも日常姿勢や運動習慣の影響を考える必要があります。

デスクの高さ、画面の位置、肘の支え、スマートフォンを見る時間を見直すことも、巻き肩対策の一部です。

「胸を張り続ける」ように姿勢を固める必要はなく、同じ姿勢を長く続けず、こまめに肩や胸郭を動かすことを意識してください。

肩甲骨を強く寄せ続ける運動も首や背中を疲れさせることがあるため、力を抜いて元の位置へ戻すところまでを一回として行います。

運動中に鋭い痛みが出る、腕が上がらない、夜間痛で眠れない、転倒後から痛むといった場合は、セルフケアを続けず医療機関へ相談してください。

肩甲骨に合うアタッチメント

マッサージガン:肩甲骨に合うアタッチメント

肩甲骨周辺では、狭い一点を強く狙う形より、接触面が広く刺激を分散しやすいアタッチメントが扱いやすいです。

同じ振動レベルでもヘッドの形と硬さで体感が変わるため、本体の数字だけで強さを判断しないでください。

球形やソフトヘッドから試す

初めて肩甲骨周辺へ使うなら、まず候補になるのは球形ヘッドです。

面で触れやすく、少し位置が動いても刺激が一点へ集中しにくいため、僧帽筋や背中上部を広くなぞる用途に合います。

刺激に敏感な人や筋肉の薄い人は、空気を含む緩衝形や柔らかなソフトヘッドから試すと調整しやすいですよ。

平形は背中の広い筋肉に使いやすい一方、縁だけが当たると刺激が偏るため、面全体を筋肉へ平行に近づけます。

U字形は細長い部位の両側へ触れられる形ですが、肩甲骨や背骨を挟めば安全になるわけではありません。

ポイント形や弾丸形は狭い範囲へ圧が集まりやすいので、肩甲骨の内側を一人で狙う最初のヘッドとしてはおすすめしにくいです。

肩甲骨周辺には球形や柔らかいヘッドを選び、刺激が集中する先端の細いヘッドを避ける比較図
スクロールできます
形状肩甲骨周辺での使いやすさ向いている使い方注意点
球形使いやすい僧帽筋や背中上部を広くケア骨へ乗り上げない
ソフト形使いやすい弱い刺激から試したいとき禁忌部位に使えるわけではない
平形慣れてから厚みのある背中を面でケア縁を押し込まない
U字形製品説明を確認メーカー指定の細長い筋肉骨や腱を挟まない
ポイント形初心者には不向きメーカーが指定する狭い部位局所へ強く押し込まない

製品ごとの形状や推奨部位を詳しく比べたい場合は、マッサージガンのアタッチメント別の使い分けも参考にしてください。

別メーカーのヘッドを無理に差し込むと、使用中に外れたり本体を傷めたりする可能性があるため、対応品だけを使いましょう。

アタッチメントの表面に裂け、変形、べたつき、差し込み部分の緩みがある場合は使用を止め、メーカーが案内する交換品を確認してください。

届かない背中はアームか家族に頼る

マッサージガン:届かない背中はアームか家族に頼る

肩甲骨の間や背中の中央へ自然な姿勢で届かないなら、それは柔軟性や根性で解決する場面ではありません。

専用アームで持ち手を延長するか、家族に弱い設定で動かしてもらうほうが、位置と圧を管理しやすくなります。

家族に頼む場合は、先に避ける骨を指で一緒に確認し、「痛い」と伝えたらすぐ離せるよう会話を続けてください。

家族が体重をかけたり、見えない場所へポイント形を押し込んだりする使い方は避けます。

アーム付きモデルを比べるときは、単に長さを見るのではなく、対応機種、固定方法、握ったときの重心、角度調整のしやすさ、操作ボタンの見え方を確認しましょう。

汎用の延長棒や自作部品で本体を固定すると、落下や脱落の危険があるため、メーカーが適合を示した専用品を選んでください。

MINI XS2とBACK CARE ARMの特徴

背中を一人で定期的にケアしたい人には、MYTREX REBIVE MINI XS2と専用BACK CARE ARMの組み合わせが候補になります。

REBIVE MINI XS2は本体のみで約285g、振動スピード5段階、ストローク2〜7mmを調整でき、球形を含む5種類のアタッチメントが付属する小型モデルです。

専用アームへ本体を差し込むと持ち手が延長されるため、腕を背中へ大きくねじらず、肩甲骨周辺や腰へ届かせやすくなります。

一方で、アームが長くなるとテコの力で圧がかかりやすく、本体の表示も角度によって見づらくなる場合があります。

装着前に球形ヘッド、最も弱い振動、浅いストロークを選び、反対の手をアームへ添えて位置を安定させるのがコツです。

スクロールできます
確認項目REBIVE MINI XS2肩甲骨周辺での意味
本体重量約285g片手で扱いやすいがアーム装着時は両手補助が安心
ストローク2〜7mmで調整肩周辺は浅い設定から確認しやすい
振動スピード5段階最も弱いレベルから始められる
自動オフ10分10分連続使用を勧める意味ではない
専用アーム別売り背中の中央へ無理な姿勢を減らして届かせやすい

2026年9月確認時点の公式価格は、本体14,960円、BACK CARE ARM 3,960円、合計18,920円です。

価格、在庫、付属品、対応機種は変わる可能性があるため、購入前の正確な情報は公式サイトをご確認ください。

また、REBIVE MINI XS2は医療機器ではなく、肩こりや巻き肩の治療効果を保証する製品ではありません。

背中を一人でケアする頻度が高い人はアームセット、肩上部や脚が中心の人は本体のみ、家族へ頼める人は手持ち機種の活用から検討すると無駄が少ないです。

重さ、刺激、音、アーム装着時の使い勝手まで確認したい方は、MYTREX MINI XS2の実機レビューを見ると選びやすくなります。

購入するときは、名称が似たMINIやMINI XS用と取り違えず、手元の本体底面にある製品名と専用アームの対応表記を照合してください。

最新の価格や対応アクセサリー、取扱説明書は、メーカーの公式情報で確認できます(出典:MYTREX「REBIVE MINI XS2」)。

◆ゆうのワンポイントアドバイス

アームは「強く押すための道具」ではなく、「楽な姿勢で正しい位置へ届かせるための道具」と考えると失敗しにくいですよ。

長くした分だけ圧もかけやすいので、手持ちで使うとき以上に弱く始めてください。

使用時間と安全上の注意点

マッサージガン:使用時間と安全上の注意点

マッサージガンには、肩甲骨周辺へ全製品共通で適用できる医学的な最適時間や頻度が確立されていません。

数値はあくまで一般的な開始目安とし、使用する製品の取扱説明書に異なる指定があれば、その内容を優先してください。

低強度で20〜30秒から始める

肩甲骨周辺は骨へ近く、自分では位置を見にくいため、初回は一つの筋肉の範囲につき20〜30秒ほどから試すのが保守的です。

最も弱い振動と浅いストロークを選び、同じ点へ固定せず、筋肉の上を動かし続けてください。

マッサージガンを最も弱い設定にし、肩甲骨周辺の一つの範囲へ20〜30秒から使う開始目安

振動の速さとストロークの深さは別の設定で、速さを下げても深いストロークのままなら刺激が強く感じられる場合があります。

両方を調整できる機種では、最初に速さと深さを低い側へそろえ、片方ずつ変えて体感を確認すると過剰な刺激を避けやすいです。

20秒で十分に刺激を感じたなら、30秒へ伸ばす必要はありません。

左右の肩上部と背中上部を行っても、初めは合計数分程度で終え、当日から翌日に赤みや圧痛が残らないかを確認します。

問題がなくても、長時間化より位置の正確さを優先し、週2〜3回ほどから身体の反応を見る方法が無理の少ない始め方です。

同じ場所に押したときの痛みが残る場合は、症状が落ち着くまで間隔を空けてください。

スクロールできます
項目一般的な開始目安調整の基準
一つの範囲20〜30秒程度短くても十分なら終了する
振動最も弱い設定痛みや骨への響きがない範囲
ストローク浅い設定製品の説明書に従う
頻度週2〜3回から翌日の圧痛があれば間隔を空ける

MINI XS2の取扱説明書では、1回10分以内、同一箇所3分以内が目安とされていますが、これは肩甲骨周辺を3分間刺激すべきという意味ではありません(出典:MYTREX「REBIVE MINI XS2取扱説明書」)。

機器の上限と、初心者が安全性を確かめる開始時間は分けて考えることが大切です。

部位別の目安や運動前後の違いは、マッサージガンの使用時間と頻度で詳しく解説しています。

首や腋窩を避け異常時は中止

肩甲骨周辺を狙っていても、首の前側と横側、喉、鎖骨、脇の下、背骨、肩甲骨、肋骨、肩関節へヘッドが移動しないよう注意してください。

首や腋窩には太い血管、神経、リンパ節などが集まり、強い振動を自己判断で加える場所ではありません。

マッサージガンを直接当ててはいけない首周り・脇の下・背骨を赤色で示した注意図

製品によって首周辺への使用方法が案内されている場合もありますが、指定されたヘッド、部位、速さ、深さを外れてよいわけではありません。

この記事で扱う肩甲骨ケアでは、首へ直接当てず、首から離れた肩側の僧帽筋までにとどめるのが安全寄りの考え方です。

使用を避ける場所・状態理由または対応
首の前側・横側、喉、脇の下太い血管、神経、リンパ節が近いため
肩甲骨、背骨、肋骨、鎖骨、関節皮膚の下に骨が近く刺激が響きやすいため
傷、発疹、腫れ、熱感、内出血悪化や状態の見落としを防ぐため
感覚が鈍い場所、手術後、骨折部自己判断せず医師へ相談する
原因不明の強い痛み刺激せず原因の確認を優先する

血栓症、出血しやすい病気、重い循環器疾患、骨粗しょう症、神経障害、皮膚感覚の低下がある人や、妊娠中、抗凝固薬などを服用中の人は、使用前に医師へ相談してください。

最近けがや手術をした人、治療中の病気がある人、医師からマッサージを止められている人も自己判断では使用しません。

数日休んでも肩の痛みが強まる、腕を上げにくい状態が続く、夜間に痛みで目が覚める場合は、セルフケアの方法より原因の確認を優先してください。

肩の痛みは筋肉だけでなく、関節、腱、神経や内科的な問題が関係することもあるため、マッサージガンで痛みを一時的に隠し続けないことが大切です。

使用中に鋭い痛み、しびれ、電気が走る感覚、力の入りにくさ、めまい、吐き気、強い頭痛、視覚の異常が出たら直ちに中止してください。

首周辺への反復使用後に椎骨動脈解離が確認された症例報告もありますが、1症例から一般的な発生率や因果関係は判断できません(出典:PubMed「Case Report: Vertebral Artery Dissection After Use of Handheld Massage Gun」)。

急な腫れ、広がる内出血、強い筋肉痛、茶褐色の尿などが見られる場合も使用を再開せず、速やかに医療機関へ相談しましょう。

胸の圧迫感、息苦しさ、片側の手足の動かしにくさ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、緊急の対応が必要です。

体調や持病によって安全な範囲は変わるため、迷う場合の最終的な判断は専門家にご相談ください。

マッサージガン肩甲骨ケアのよくある質問(FAQ)

マッサージガンを肩甲骨へ直接当ててもよいですか?

肩甲骨そのものへ直接当てるのは避け、首から離れた僧帽筋や、肩甲骨と背骨の間で柔らかさを感じる筋肉へ軽く当ててください。
骨へ響く、ヘッドが跳ねる、痛みが出る場合はすぐに離し、位置を変えても安定しない場所には使わないでください。

一人で肩甲骨はがしをするコツはありますか?

椅子へ座って肘を支え、肩と手首の力を抜いた状態で、球形ヘッドを最も弱い設定から動かすのが基本です。
腕を背中へねじらないと届かない範囲は、専用アームを使うか、骨を避ける方法を共有した家族に頼みましょう。

肩甲骨周辺におすすめのアタッチメントはどれですか?

初心者なら、接触面が広く刺激を分散しやすい球形か、柔らかなソフトヘッドが使いやすいです。
ポイント形は刺激が一点へ集まりやすく、U字形も骨を安全に挟める道具ではないため、メーカー指定の部位と使い方を必ず確認してください。

マッサージガンだけで巻き肩は改善しますか?

僧帽筋周辺が一時的に楽になったり肩を動かしやすくなったりする可能性はありますが、マッサージガンだけで巻き肩の原因を解決できるとは言えません。
胸のストレッチ、肩甲骨を動かす運動、デスク環境やスマートフォン姿勢の見直しを組み合わせてください。

マッサージガンでリンパ流しはできますか?

マッサージガンは筋肉へ振動を与える器具であり、専門的なリンパドレナージュと同じ効果を前提に使うものではありません。
リンパを流そうとして首や脇の下へ直接当てるのは避け、原因不明のむくみ、片側だけの腫れ、赤みや熱感がある場合は使用せず医療機関へ相談してください。

まとめ|肩甲骨ではなく周辺の筋肉へ軽く当てよう

肩甲骨周辺を一人でケアするときは、強く深く当てることより、楽な姿勢で筋肉へ安定して触れられることを優先してください。

  • 肩甲骨や背骨ではなく僧帽筋などの柔らかな部分を狙う
  • 球形またはソフトヘッドを弱い設定で動かし続ける
  • 一つの範囲は20〜30秒ほどから反応を確かめる
  • 届かない背中は専用アームか家族の補助を使う
  • 痛み、しびれ、めまい、腫れなどが出たら直ちに中止する
骨を避けて柔らかい筋肉を狙い、最弱設定で20〜30秒から試し、痛みが出たら中止する3つの安全ポイント

マッサージガンによる肩甲骨はがしは、骨をはがす施術ではなく、周辺辺の筋肉を動かす前の補助的なセルフケアです。

私なら、まず肩上部の柔らかな筋肉へ短く試し、次にストレッチと肩甲骨運動を行い、それでも届かない背中だけアームを使います。

無理に届かせない、骨へ当てない、痛みを我慢しないという3点を守り、あなたの身体の反応を見ながら続けてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次